ミイデラゴミムシ

Pheropsophus jessoensis Morawitz

体長|11~18ミリ

時期|4~10月

レア度|★★☆☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|谷津田・湿地・河川敷

分布|北海道・本州・四国・九州・屋久島・トカラ列島・奄美大島

1. 2014.05 千葉県

2. 2014.05 千葉県

3. 2016.04 千葉県

4. 2016.04 千葉県

5. 2016.04 千葉県

ヘッピリムシとして有名なゴミムシ。平地の田んぼ周りや湿地で普通に見られ、夜間に地面を歩き回って小昆虫などを捕食する。幼虫はケラの卵塊を専食する事が知られている。冬期は土中で集団越冬し、コキベリアオゴミムシなどの他種ゴミムシと一緒になって越冬している事も多い。外敵に襲われた時などに「プッ」という音と共に高温のガスを噴射し(ヘッピリムシの由来)、この時の音は人間でもはっきりと聞こえるので、オサ掘りで掘り当てた時などは少し驚かされる。また、このガスを指などに浴びてしまうと、火傷こそしないものの、化学反応で褐色のシミが出来てしまう(このシミは数日で消える)うえ、悪臭を伴うので、出来る事なら避けたいところである。因みにガスの噴射は一回限りではなく、続けて数回程度は噴射することが可能である。同じ仲間のオオホソクビゴミムシとは環境で住み分けでもしているのか?、同所的にはあまり見られず、どちらか一方が多産している事が多い。