クワカミキリ

Apriona japonica Thomson

体長|35~52ミリ

時期|6~10月

レア度|★★★☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|森林・林縁・河川敷・緑地・公園・農地・果樹園・住宅地(街路樹・庭木)

分布|本州・四国・九州・伊豆大島・新島・三宅島・五島

1. 2012.07 神奈川県

2. 2010.07 神奈川県

3. 2010.07 神奈川県

平地~山地で普通に見られる大型のカミキリムシ。クワ・イチジク・リンゴ・ナシ・モミジ・ケヤキ・エノキ・イヌブナ等の生木に集まり、樹皮を後食するほか、メスはそれらの樹幹に産卵する。特に若い枝を好んで後食し、足元に生えているようなごく小さなクワに来ている事もよくあり、また、2~3匹ほどが集まって同じ枝を後食している事も多い。この時の食痕はよく目立ち、本種を探す手掛かりとなる。夜行性だが、日中もそのまま枝にとどまっている事が多い。日中の警戒心はかなり強く、慎重に近づかないと、すぐに落下したり、飛んで逃げてしまう。公園や農地で見かける事も多く、街路樹のケヤキなどで大発生している事もある。夜間、灯りにも飛来する。