クロコモンタマムシ

Poecilonota variolosa (Paykull)

体長|12~17ミリ

時期|5~8月

レア度|★★★★★

RDBカテゴリー|なし

環境|森林・林縁・(造成地)

分布|北海道・本州

1. 2010.06 岡山県

2. 2010.06 岡山県

3.生息環境

4. 2010.06 岡山県

5.羽脱孔

6.発生木と羽脱孔

一見地味だが、よく見ると複雑な模様と色彩が美しい、いぶし銀のタマムシ。ドロノキ・ヤマナラシ等の衰弱木や衰弱部に集まり、交尾・産卵するほか、それらの葉を後食する。かつては大変珍しい稀種とされていたが、1994年に岡山県の造成地に生えるヤマナラシで多数発生しているのが発見され、生態が解明された。生息地ではヤマナラシの若木に多くの個体が見られ、その樹幹には本種の羽脱孔が多数確認できるほか、幹の直径が40㎝以上になるまで成長した木の衰弱部などにも羽脱孔が確認できる。