体長|22~32ミリ
時期|7~9月
レア度|★★★★★
RDBカテゴリー|NT
環境|森林
分布|本州・四国・九州・屋久島
山地のブナ・ミズナラ等の落葉広葉樹林に生息する大型のハナムグリ。トチノキ・ブナ・カツラ・ミズナラ・サワグルミ・ケヤキ・クワ・スギ・ヒノキ等、様々な樹木の生木及び立枯れの樹洞や裂けめ等に見られ、幼虫は樹洞内部に溜まった腐植土を食べて育つ。オスは樹洞の入り口付近に陣取り、メスの飛来を待っている姿がしばしば見られる。同じ樹洞に複数個体が見られる事も珍しくない。成虫は強いジャコウのような芳香を放ち、近くに本種がいるとすぐにそれと分かるほど強力で、匂いを頼りに本種を見つける事も可能。昼間に飛翔するが、花や樹液に来ることは無い。準絶滅危惧種(NT)に指定されている。