オオスナハラゴミムシ

Diplocheila zeelandica (Redtenbacher)

体長|20.5~26ミリ

時期|-

レア度|★★★☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|森林・草地・河川敷・畑地・谷津田

分布|北海道・本州・四国・九州・沖縄本島・西表島

オオスナハラゴミムシ

1. 2018.09 茨城県

オオスナハラゴミムシ

2. 2018.09 茨城県

オオスナハラゴミムシ

3. 2012.06 千葉県

オオスナハラゴミムシ

4.土中で越冬していた個体 2006.01 千葉県

オオスナハラゴミムシ

5.土中で越冬していた個体 2007.01 東京都

オオスナハラゴミムシ

6. 2011.02 茨城県

オオスナハラゴミムシ

7. 2011.01 静岡県

オオスナハラゴミムシ

8. 2011.01 静岡県

左右非対称の大顎が特徴的な大型のゴミムシ。平地~丘陵地に生息し、谷津田や河川敷のほか、森林や畑地など様々な環境で見られる。成虫はウスカワマイマイ等の貝類を捕食するといい、左右非対称の大顎は貝殻を噛砕くのに都合が良いらしい。冬期は崖などの土中で単独越冬し、河川敷などでオサ掘りをしているとたまに出て来る事がある。活動期は4~9月で、夜間に田んぼ周りや林床を歩いているのを見かける事がある。普通種だが、個人的には神出鬼没でやや見つけづらい印象があり、見つけるとちょっと嬉しい。夜間、灯りにも集まる。SNSで「飛ばないのでは?」というような話題が上っていた事があるが、言われてみれば確かに飛ばなそうな体型をしているように見える。真相はどうなのだろう?本州で見られる本種も十分大きいと思うが、南西諸島ではより大型化し、オサムシのような巨大な個体も出現するという。いつか見てみたい。似ている種にスナハラゴミムシオオゴミムシがいるが、本種は大顎が左右非対称である事などから区別する事が出来る。