カワチマルクビゴミムシ

Nebria lewisi Bates

体長|12~14.5ミリ

時期|-

レア度|★★★☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|河原・池沼・湿地・田んぼ

分布|本州・四国・九州

カワチマルクビゴミムシ

1. 2012.04 千葉県

カワチマルクビゴミムシ

2. 2012.05 千葉県

カワチマルクビゴミムシ

3. 2012.05 千葉県

カワチマルクビゴミムシ

4. 2012.04 千葉県

カワチマルクビゴミムシ

5. 2015.04 栃木県

特徴的な形態と派手な色彩をした魅力的なゴミムシ。初めて見つけた時は絶対に嬉しい...はず?河原や池沼などの水辺に見られるが、特に河川中~下流域の砂質~泥質の河原に多い。河原なら何処にでもいるという訳ではなく、意外と見られる場所は限られたりするが、生息地では多産している場合が多い。日中は石下などに潜んでおり、夜間に水辺の砂地などに出て来る。動きはとても俊敏だが、夜間は微動だにせずただただ静止している事が多い。冬期は石下や崖の土中などで越冬し、4月初旬頃から活動を開始し、この頃に新成虫も出現する。6月には夏眠するようで見られなくなるが、10月にも入り気温が低くなってくると再び活動を開始する。上翅斑紋の色彩は変異に富み、様々なタイプが見られる。よく似た種に、希少種のキベリマルクビゴミムシフタモンマルクビゴミムシ(黒化型等の色彩変異個体)がおり、どちらの生息地にも本種が同所的に見られる事があるため同定には注意が必要。本種は頭部が赤色で複眼後縁より後ろが黒のツートンカラーになっているのが特徴で、頭部の色を見れば概ね区別する事が可能。逆に頭部が黒一色か、赤系一色なら要注意!それはキベリかフタモンの可能性が高い。仮にカワチだったとしてもそれはそれである意味かなり貴重な個体だと思う。