体長|25~35ミリ
時期|7~9月
レア度|★★★★★
RDBカテゴリー|なし
環境|森林
分布|本州・四国・九州
上翅の模様が大理石にも喩えられる大型で美しいカミキリムシ。あまり多くない珍しい種。主に山地のブナ林に生息し、ブナ・イヌブナの生木に見られ、その樹皮を後食する。夜行性で、普段は木の高いところにいるため、なかなかお目にかかれないが、メスは夜間、産卵のために根際まで降りて来るほか、イヌブナではヒコバエの枝を後食している事もある。 また、日中でもそのまま根際に留まっている事があるため、ブナの根際を見て回ると見つかる事がある。オスは基本的には夜間、灯りに飛来した個体か、日中に若いブナを蹴飛ばして、落ちてきた個体を見つけるほかないため、生態写真の撮影はほぼ不可能かと思われたが、ネットを見ていると、稀に交尾したまま木の低いところまで降りて来る事もあるらしい。そんな場面、いつか見てみたい...。夜間、灯りに飛来するのはオスが多く、更に深夜が多いとされる。