体長|15~35ミリ
時期|6~8月
レア度|★★★★☆
RDBカテゴリー|なし
環境|森林・林縁・河畔林・緑地・公園
分布|本州・佐渡・冠島・隠岐・淡路島・四国・沖ノ島(高知県)・九州・対馬・壱岐・平戸島・五島列島・天草・甑島列島
大型で美しい暖地性のカミキリムシ。東日本では少なく、西日本に多い。平地~低山地に生息し、ネムノキ・アカシアの枯死部や衰弱木、新鮮な伐採木に集まる。夜行性で、日が暮れると活動を開始し、樹幹を歩き回って交尾・産卵するが、日中でもそのまま樹幹に居残って静止している事もしばしばある。本種に加害された木の樹幹には無数の羽脱孔が空いてボロボロになっている事も多く、夜間に見ればさぞかし沢山の本種が集まっている事だろうと期待するのだが、いても1ペアか、せいぜい数匹程度である事が多い。これはあくまで想像だが、観察していると、本種は気性が荒く、オス同士(メス同士もあるいは...)が出会うとかなり激しく喧嘩するので、弱い個体は徐々にその木から追いやらてしまい、強い個体だけが残っているからではないかと思う。夜間、灯りに飛来する事も多いが、追いやられた個体が新天地を求めて移動することが多いからではないかと想像してしまう。