ヒゲナガカミキリ

Monochamus grandis Waterhouse

体長|26~49ミリ

時期|6~10月

レア度|★★★☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|森林・土場

分布|北海道・本州・四国・九州・千島列島

1. 2009.08 山梨県

2 2009.08 山梨県

3 2009.08 山梨県

4 2009.08 山梨県

5 2009.08 山梨県

6 2009.08 山梨県

大型のカミキリムシで、オスの触覚は非常に長く、体長の3倍近くにも及ぶ。大型のオス個体では触覚の長さも手伝って、とんでもなく大きく見え、日本最大級のシロスジカミキリにも負けないくらいの迫力がある。低山~山地で普通に見られ、モミ・ウラジロモミ・エゾマツ・アカトドマツ・アカマツ・カラマツ等の針葉樹の新鮮な倒木や伐採木、衰弱木に集まり、交尾・産卵する。夜行性で、主に日が暮れてから活発に活動するが、日中でも倒木や衰弱木にそのまま居残ってたり、時として日中に活動している事もある。条件が良ければ、針葉樹の土場で日没を待っていると、ブーンという大きな羽音と共に次々に本種が飛来してくる。真っ暗闇の中、各所から響き渡る本種の大きな羽音を聞いているだけでもかなりの迫力があり、壮観。警戒心は高めで、特に日中は、不用意に近づくとすぐに落下したり、飛んで逃げてしまう。夜間、灯りにも飛来する。