甲虫目>カミキリムシ科>ノコギリカミキリ亜科
体長|25.5~40.6ミリ
時期|6~9月
レア度|★★★★☆
RDBカテゴリー|なし
環境|森林・社寺林
分布|本州(茨城県北部以南)・伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島)・雄島(福井県)・隠岐(島後)・淡路島・四国・九州・平戸島・甑島列島(下甑島)・黒島・種子島・屋久島・口永良部島・トカラ列島(口之島・中之島・諏訪之瀬島)・奄美諸島(奄美大島・徳之島)・沖縄諸島(沖縄本島)
暖地性の種で、南西諸島などの島嶼ではやや普通に見られるが、本州では主に沿岸部の照葉樹林や社寺林などに細々と生息しており、少ない。スダジイ・ツブラジイ・シラカシ・ムクノキ・タブ等の大木生木の枯死部や洞、倒木などに見らる。日中は洞の中や樹皮下、羽脱孔の中などに潜んでおり、夜間に樹幹を歩き回って交尾・産卵する。夜間は大木に限らず、幹の直径が20㎝にも満たないような細い木や、樹皮が剥げ落ちたような古めの倒木にも見られたりする。他の夜行性のカミキリよりも光を嫌うのか?、懐中電灯の光を当てるとすぐに隙間や羽脱孔の中に逃げ込んでしまう。また、夜間でも洞の中でのみ活動し、表に出てこない事もある。灯りにも飛来する。