ウスバカミキリ
Aegosoma sinicum White
環境|森林・河川敷・社寺林・公園
分布|北海道・礼文島・奥尻島・本州・伊豆諸島・飛島・粟島・佐渡・冠島・隠岐・四国・九州・対馬・壱岐・五島列島・甑島列島・黒島・種子島・屋久島・口永良部島・トカラ列島
6.夜間、イヌブナの樹幹を徘徊する♂ 2007.08 東京都
大型になるカミキリムシで、シロスジカミキリやミヤマカミキリに負けず劣らずの大型個体もいる。平地~山地に生息し、雑木林や河畔林などで普通に見られ、都市部の緑地や公園などに生息している事もある。ヤナギ科・ブナ科・マツ科など、様々な樹木の衰弱木や立枯れに集まる。夜行性で、日中は樹皮下や樹洞などに潜んでおり、夜になると表に出てくるが、あまり動き回らずにじっと佇んでいる事が多い。しかし、ひとたびオス同士が出くわすとたちまち激しい争いを始め、この時に触覚や脚を損傷してしまう個体もいる。夜間、灯りにもよく飛来する。