アオオサムシ

Carabus insulicola Chaudoir

体長|22~34ミリ

時期|4~10月

レア度|★★☆☆☆

RDBカテゴリー|なし

環境|森林・林縁・草原・緑地・公園・河川敷

分布|北海道(南西端・移入の可能性)・本州(中部以北)

1.落ちた桑の実を食べる♀ 2012.06 茨城県

2.土中で越冬していた♂ 2006.11 神奈川県

3.土中で越冬していた♂ 2006.11 神奈川県

4.土中で越冬していた♂ 2007.01 千葉県

5.土中で越冬していた♂ 2007.01 千葉県

6.土中で越冬していた♂ 2007.01 千葉県

7.土中で越冬していた♂ 2007.01 千葉県

8.土中で越冬していた♀ 2007.01 千葉県

9.土中で越冬していた♀ 2007.01 千葉県

10.土中で越冬していた♀ 2007.01 山梨県

11.土中で越冬していた♂ 2008.02 山梨県

12.苔下で越冬していた♂ 2009.01 茨城県

13. 2009.01 茨城県

14. 2010.07 山梨県

関東の平地では最も普通に見られるオサムシで、森林や草原、河川敷など、様々な環境に生息し、市街地の公園や緑地などにも見られる。基本的に夜行性と思われるが、日中に活動している個体もしばしば見られる。主にミミズなどの環形動物を捕食するが、地面に落ちて潰れたクワの実を食べているのを見た事がある(画像1)。冬期は崖などの土中や、朽木中、苔下などで越冬する。後翅は退化して飛ぶ事が出来ないため、地理的変異が見られ、10亜種ほどに分類されている。色彩は金緑色をしていることが多いが、黄緑色、赤銅色、黒褐色など、変化に富む。写真4~9は房総半島南部亜種で、通称アカオサムシと呼ばれており、色彩は特に変化に富む。写真10~11・14は信濃亜種で、通称シナノアオオサムシと呼ばれている。写真1・12~13は関東平野多摩川以北亜種で、通称カントウアオオサムシと呼ばれている。